第二次世界大戦中に京都飛行場建設で集められた朝鮮人労働者の子孫らが暮らす京都府宇治市ウトロ地区で、2010~11年に日本市民、在日コリアン、そして韓国市民が支援し、韓国政府が出資した財団が地区東側の土地を購入し、住民が暮らせる宇治市の公営住宅が建設されました。地域を守り抜いた人々の姿を通じて、人権と平和の大切さ、共に生きることの意味を伝えていける場所になることを目指して住宅に隣接して「ウトロ平和祈念館」は2022年4月30日に開館しました。
「ウトロ平和祈念館」はウトロ住民をはじめ地域の人々に開かれたコミュニティの拠点として、また地域を超えて日本と朝鮮半島の未来を担う人たちの出会いと交流が深まる場としても役割を担っていきたいとしています。
9月25日にサポセン9月講座として「ウトロ地区と平和祈念館の現地学習会」を開催します。参加を希望される方は9月12日までにサポセン・大阪メールアドレスまでメールで申込み下さい。saposen-osaka@lemon.plala.or.jp
また全ての都道府県で2022年度の最低賃金改定の答申が出されました。サポセン通信25号の記事を増補した「地別最低賃金の改定について」の取りまとめを掲載します。